使用する道具

使用順に沿って施術に必要な道具を紹介します

プレパレーション(下処理)

ネイルファイル
ネイルファイル(爪やすり)

爪の形を整えたり、ジェルを定着させるために爪の表面を傷つけるのに使用します。種類は様々で、用途に合わせてグッリド(荒さ)のエメリーボード、バッファーなどを使い分けます。強くこするのではなく、やさしく何度も同じ方向にこすってください。
爪ののキワをやする時に皮膚を切ってしまわないように、新しいやすりをおろしたときは角の部分だけ使い古しのやすりで削って面取りしましょう。

用途 種類 目安
爪の長さや形を整える エメリーボード 100~120グリッド
表面を傷つける スポンジバッファー 180~220グリッド
プッシャー
プッシャー

甘皮を押し上げ、処理するためのもの。ステンレス製・オレンジウッドスティック・セラミックストーンのものなどがあります。
ステンレス製のものは自爪を傷つけないように細心の注意を払ってください。初心者にはオレンジウッドスティック、セラミックストーンのものをお勧めします。

消毒用エタノール
消毒用エタノール

サンディングした後のダストをふき取ったり、施術前に爪を消毒・油分を除去するのに使用します。薬局などで購入可能です。

コットン
コットン

エタノールを含ませ自爪を消毒したり、サンディングしたあとのダストをふき取るのに使用します。繊維が残ると後の作業に影響しますので縁が切りっぱなしになっていないものが使い易いです。

ダストブラシ
ダストブラシ

爪と皮膚の間の汚れやサンディング後のダストを取り払うのに使用します。使用するとしないとではジェルの定着に大きく差が出るのでぜひ使いましょう。100均などで購入可能です。

プライマー
プライマー

ジェルの付きを良くするボンドのような役割です。爪の形や状態によってジェルの持ちには個人差がありますので、いつも浮きが早い方にお勧めします。爪の先だけ塗るなど部分使用も可能です。ただし、使わなくてもしっかりサンディングをすればジェルは定着します。強い薬剤なので、皮膚の弱い方や傷がある場合などは使用を控えましょう。

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アート

ジェルブラシ
ブラシアップ

ジェル用の筆。平筆・オーバル型・フレンチ用・細かいアート用などたくさん種類があります。まずは基本のオーバル型と平筆を揃えましょう。使用したあとは必ずジェルをふき取って直射日光に当たらない場所で保管してください。日光に含まれるUVでジェルが固まって使用できなくなる場合があります。水洗いはできません。カラージェルやラメなどが取れにくい場合は、アルミなどに少量取り出したクリアジェルで練りだします。

UVライト
UVライト

ジェルを硬化させるためのライトです。大きく分けて蛍光管UVランプ、冷陰極管UVランプ、LEDランプの3種類があります。

種類 特徴
蛍光管UVランプ 9w~36wのものが主流です。比較的安価なものも多く手に入れやすいですが、ライトの使用の有無にかかわらずUVの放出量が低下してくるので、定期的に蛍光管を交換しなければいけません。他の2種と比較すると硬化時間が2~3分と長め。
冷陰極管UVランプ CCFLとも呼ばれる冷陰極管を使ったUVライト。このタイプに多いスパイラルランプのタイプだと、蛍光管UVランプに比べ約半分の時間で硬化できること、半永久的にランプ交換が不要なのが魅力です。
LEDランプ LEDライトを使ったUVランプ。ジェルによって硬化するものとしないものがあるので、使用するジェルがLED対応のものかよく確認することが必要です。硬化時間は冷陰極管UVランプと同じかさらに短縮されるものが多いです。
クリアジェル
クリアジェル

ベースとなる透明のジェルです。メーカーにより硬化時間や硬さなどが違うので、好みのものを根気よく探しましょう。写真はメルティージェル。やわらかめなので薄塗りをお勧めします。たくさん使うものなので、値段が手ごろなのが魅力です。メーカーによっては講習を受けないと購入できないものもあります。

カラージェル
カラージェル

クリアジェルの上に塗り重ねます。濃い色・暗い色ほど硬化時間が長くなります。発色の良さや色ムラの少なさで好みのものを選びましょう。使用前に撹拌(かくはん:かき混ぜて沈殿色素を均一化すること)するものが多いですが、メーカーにより撹拌不要のものもあります。写真はプリンセスネイル。固め、発色◎、比較的安価、要撹拌。

ラメ・グリッター
ラメ・グリッター

ジェルに埋め込んで使用します。粒の大きいものほど上からトップジェルを重ねたときに角が立ち表面がボコボコしやすいやすいので、ラメを乗せた後は何もついていない筆で抑えるのがポイントです。ラメを重ねてつくるラメグラデーションは、初心者でも簡単できれいにできるアートとして人気が高いです。

ストーン
ストーン

安価で形や種類が豊富にあるアクリルストーンや、格別の輝きで人気の高いスワロフスキー(スワロフスキー社)などがあります。ジェルに埋め込むと多少曇りますが取れにくくなります。埋め込んで曇るのがいやな場合はストーンのサイドをしっかり厚めにジェルで囲みましょう。

ネイルシール
ネイルシール

ジェルに埋め込んで使用します。かなりたくさんの種類があり、埋め込むだけで簡単にアートができます。場合により適度なサイズに切ってして使用します。

ピンセット
ピンセット

ストーンやシールなど細かいものを使うのでピンセットは持っておいたほうが便利です。自分の使い易い形を見つけてください。

トップジェル
トップジェル

最後の仕上げに塗るトップコートのような役割のジェル。普通のクリアジェルでも可ですが、ツヤを重視する方にはトップジェル使用がお勧めです。最近ではトップジェルに限らず、このようなマニキュアタイプのジェルも多く出てきました。粘度の低いさらさらなものがほとんどなので素早く硬化しないと垂れやすいですが、マニキュア感覚で塗れて楽ちんです。写真はメルティージェル。

リムーバー
クレンザー

ライトで最終硬化後、未硬化ジェル(硬化後、ジェルは上澄みの部分だけ硬化せずベトベトの状態になります)をふき取る際のジェルクレンザーです。ノンアセトンのマニキュア用リムーバーでも代用可。ただしマニキュア用はアセトン入りのものが多いので購入の際、注意してください。

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オフ

ネイルファイル
ネイルファイル

リムーバーを浸透させるためにジェルの表面を削るのに使用します。しっかりサンディングすることで浸透時間が短縮されます。

リムーバー
リムーバー

ジェルを溶かすための薬品です。主要成分はアセトンですので、薬局などで売られている純正アセトンでも代用可能です。

アルミホイル
アルミホイル

リムーバーを含ませたコットンを包み込むのに使用します。適度に小さく切って常備しておくと便利です。

コットン
コットン

リムーバーを含ませジェルに浸透させるのに使用します。あまり大きいとリムーバーが皮膚についてしまうので、爪全体を覆うぐらいのサイズに小さく切って常備しておくと便利です。

フィンガーディッパー
フィンガーディッパー

リムーバーは温めると浸透が早いため、このようなフィンガーディッパーがあると便利です。お湯をためた下の容器に、指を入れるためのくぼみがある蓋が閉まるようになっています。

プッシャー
プッシャー

プッシャーを使って溶けて浮き上がってきたジェルを取り除きます。オフの際はリムーバーでかなり爪がデリケートな状態ですので、あまり力を入れず、やさしくこすってください。

キューティクルオイル
キューティクルオイル

爪の甘皮を保湿するためのオイルです。日常的にこまめに塗りましょう。そうすることで、ささくれもできにくくなり、ジェルも浮きにくくなります。オフのあとすぐにジェルを塗らない場合は、爪がリムーバーで特に乾燥しているので念入りに保湿してください。

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